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酒のSP WHISKY from INDIA

インディアン・シングルモルト・ウイスキー 「ポール・ジョン」国分が12 月より発売

【週刊ホテルレストラン2017年12月15日号】
2017年12月15日(金)
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初リリースは2004 年
日本未発売の5 アイテムが新発売


 国分グループ本社㈱(東京都中央区、國分勘兵衛会長兼CEO)は11月20日、インドの総合酒類メーカー「ジョン・ディスティラリーズ」のシングルモルト・ウイスキーの発売に先立ち、品川プリンスホテルを会場に商品発表会とセミナーを開催した。

 12 月4 日から発売されている「ポール・ジョン」は、ジョン・ディスティラリーズ創業者のポール・P・ジョンの名を冠したインディアン・シングルモルト・ウイスキー。同社が2004年に初めてリリースし、インド国内のほかヨーロッパ、米国、シンガポール、オーストラリアなど24 カ国で発売されており、日本では国分が初めて輸入・販売を開始した。

 この日のセミナーで紹介されたのは「ポール・ジョン」のシリーズ5 種。「ブリリアンス」(希望小売価格6000 円+税)、「エディテッド」(同7000 円)、「ボールド」(同8000 円)、「クラシック」(同12000 円)、「ピーテッド」(同12000 円)について、ジョン・ディスティラリーズエクスポートマネージャーのマドュウ・カンナ氏の商品紹介とウイスキー文化研究所の土屋守氏の解説によって進められた。

年間18 億本の生産、15 億ℓの消費

 五大ウイスキーからインドを加えた六大ウイスキーの時代へ「ポール・ジョン」が造られるゴア州はインド西海岸中部に位置しており、「河川や小川、良質な水源に恵まれウイスキー造りに理想的な環境」だとカンナ氏は語る。暖かく湿度が高い熱帯性気候で、ウイスキーの熟成も速い。年間で8 ~ 10%のエンジェルズシェア(樽からの蒸発)があるため、熟成のピークを4 年から長くて7 年と捉えているようだ。原料には大麦麦芽を使うが、六条大麦へのこだわりを見せる。一般的な二条大麦と比べて高たんぱくで炭水化物の少ないこの麦と熟成の速さが、豊かな口当たりと粘性を生み出している。製麦はデリー近郊の企業に委託しているが、ピートはスコットランドのアイラ島とアバディーンの2 箇所から異なるものを輸入し、ピーテッド麦芽を造っている。登壇した土屋氏も5 種類それぞれのウイスキーのテクスチャー、味わいに対して大きな関心を示し、特に「クラシック」には高い評価を述べた。

 ジョン・ディスティラリーズは1992 年に創業したインド第4 位の総合酒類メーカー。基幹商品のブレンデッド・ウイスキー「オリジナルチョイス」はブレンデッド・スコッチのジョニーウォーカー、テネシー・ウイスキーのジャックダニエルに次いで2016年の世界7 位、1080 万ケース(750㎖× 12 本換算)を出荷している。同年の世界のウイスキー出荷量のトップ10 のうちインドのウイスキーは7 ブランドが占めており、インド全体で18 億本を生産しているという。スコットランド、アイルランド、米国、カナダ、日本を世界の五大ウイスキーと呼んでいたのはもはや過去の話で、インドを合わせた六大ウイスキーと認識を改めて良いだろう。

 世界のスピリッツ消費量でもインドは15 億ℓと、米国の4 億6200 万ℓを凌駕する。一方で、インドにおけるブレンデッド・ウイスキーはサトウキビ由来のモラセス(廃糖蜜)をベースとして造られた安価なものが多く、インド国内外の市場では早くから大麦由来の本格ウイスキーの登場が待たれていた。日本では、国産ウイスキーやシングルモルトスコッチ原酒不足の解消には2020 年までかかるとも言われている中、顧客に対する新たな楽しみ、選択肢を提示する意味でも、ウイスキーの“ ニューワールド” に目を向ける好機と考えても良いだろう。

ジョン・ディスティラリーズのマドュウ・カンナ氏
ジョン・ディスティラリーズのマドュウ・カンナ氏
土屋守氏
土屋守氏

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