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第38 回 大岩根成悦  「日本型IR&カジノ」の実現へ 

第38 回  日本は“ カジノのラストフロンティア”

【月刊HOTERES 2017年12月号】
2017年12月01日(金)
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㈱ブライト 代表取締役
日本カジノスクール 校長
大岩根成悦
(おおいわね・まさよし)

大学生時代に豪華客船「飛鳥」の船上カジノディーラーとして勤務したことがきっかけでカジノの業界に興味を持つ。これまでに訪問したカジノは20 数カ国80 カ所以上。外航客船、一流ホテルのパーティーなどで培った自らのカジノディーラー経験と、世界のカジノ視察から学んだカジノディーラーの育成システムを国内に広めるため、2004 年に日本初の本格的カジノディーラー専門養成機関「日本カジノスクール」を開校、校長に就任。巣立ったディーラーは500 名を超え、国内外のカジノで活躍中。カジノディーラーを厳格に審査するための「カジノディーラー資格認定試験」を実施している「日本カジノディーラーズ協会」、NPO 法人「日本ポーカー協会」の理事も務める。


 10 月の衆議院議員選挙を終え、与党が定数の3 分の2 を上回る313 議席(自民党284 議席、公明党29 議席)を獲得した。最大の議席数を確保した自民党は選挙公約に、「IR(統合型リゾート)推進法」に基づき、さまざまな懸念に万全の対策を講じて大人も子供も楽しめる安心で魅力的な「日本型IR」を創り上げることを盛り込んだ。選挙後の11 月より新たな顔ぶれで国会が開催され、IR 推進に力をいれている日本維新の会は、自民党に対し、我が国におけるIR 実現にはギャンブル依存症対策を総合的に進めていく必要があるとして、年内の国会で依存症対策に必要な法案を成立させるよう求めた。IR実施法案については、ギャンブル依存症対策法案の成立後、来年1 月から開催される通常国会において審議が開始される予定であり、日本型IR &カジノはここにきて実現に向け大きく前進し始めた。

 7 月末に「特定複合観光施設区域整備推進会議」がとりまとめた資料によると、法案成立からIR 事業開始までのプロセスは以下のようになる。①「基本方針策定」:主務大臣(国土国通大臣)が基本方針を策定し公表。②「実施指針作成」:誘致を希望する都道府県または政令指定都市が実施指針を作成。③「区域整備計画認定」:都道府県または政令指定都市がIR 事業者の公募と選定をした上で区域認定の申請を国に対して行ない、国が認定する。④「事業実施」:主務大臣が事業実施のためのガイドラインを作成し、監督を行ない、認定された都道府県または政令指定都市とIR 事業者が共同で区域整備を行ない、IR 事業者による事業が開始。

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