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連載18 宮北結僖「ロボットにならない人材を育てる」

連載18『ホスピタリティー溢れる人間力~自分で考え動ける人材を育成するために3~』

【週刊ホテルレストラン2017年11月24日号】
2017年11月20日(月)
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■宮北結僖(みやきた ゆき)プロフィール
株式会社 心に響く話し方 代表取締役 http://www.genkyo.net
一般社団法人日本心に響く話し方協会 代表理事 http://www.genkyo.jp
【略歴】
西田敏行・緒形直人率いる劇団青年座を経てTV・舞台等で活躍
(役者名:宮北由季)20年の俳優実績と2000組のブライダル司会者の経験を生かし、現在「言響(心に響く言葉で話す)スクール・セミナー」を主宰。
「実践型体感スクール」として定評がある。個別レッスン・言響表現塾・言響インストラクター塾をベースに「内容以上に、心を伝える話し方」を東京・大阪・福岡で指導。各地より受講生が集まる。
著者/ 「お客様の心に響く話し方」(BAB出版)
「話し方お悩みカイケツアドバイス」(あさ出版)


AIにはAIにしか、人間には人間にしか出来ない事がある。
AIと戦うのではなく人間にしか出来ない仕事をする。



前回ホスピタリティー溢れる人は『+αのプレゼントが出来る』具体的なやり方をお伝えしました。

今回から、そのための本質的なこと、原理をお伝えします。
前回はスキルベースでお伝えしました。
今回はそれを『感じて』いただければと思います。

と申しますのも+αのプレゼントが出来る本質的なこと、原理がこの『感じる』だからです。

私が芸能界に居た頃よく演出家に言われた言葉があります。

「もっと宮北が感じる芝居をやってくれ!」

言っている意味はわかります。
でも当時の私にとって「うまい演技」「いい役者」とは
演出家に言われたことを言われた通りにやることだと思っていました。

分からなくて 分からなくて、折角つかんだ役もおろされた苦い経験もあります。

ある日「どうすれば感じる芝居が出来るのか」演出家に聞きました。
その時言われたこと

1.自分がどう動けば この作品がさらに良くなるか考えなさい
2.自分がどう表現すれば お客様が喜ぶか考えなさい
そのためには「現場を感じること」「相手を感じること」だよ。


皆さんのお仕事に置き換えると
1.自分がどう動けば この空間(会社)がさらに良くなるか考えなさい
2.自分がどう表現すれば お客様が喜ぶか考えなさい。
そのためには「現場を感じること」「相手を感じること」

私はお客様より手前にいる 演出家(上司)・制作会社(組織)に
気に入られる表現や行動ばかりしていたのです。

そんな中、世界の演出家 蜷川幸雄さんの「近松心中物語」という舞台につくことが出来ました。

遊女の役でした。遊郭で客引きをするシーンがあります。
色々な男性に声をかけている時に、お金持ちのご主人が「今日は大判振舞じゃ~」と金貨をばらまき、それを必死に拾いながら舞台からいなくなる という1シーンでした。

ある日その稽古で私、降ってきた金貨を拾う時 共演者とぶつかって、転んだのです。
でも転んでもなんでも舞台からいなくならなくてはならなかったので、必死にホフク前進状態で金貨を拾いながら舞台そでにはけました。

そうしたら蜷川さんが私の芝居を見て「宮北、その芝居いいぞ!」って大声で褒めてくれたのです。

私は心の中で喜びの声を挙げました「やった!蜷川先生に褒めてもらえた。もっと大きな役がもらえるかもしれない!」

次の日、同じシーンの稽古で、私の頭の中は「よ~し、今日も派手に転ぶぞ!」
同じように必死に金貨を拾いながら 派手に転び ホフク前進しながら舞台そでにはけました。

すると蜷川さん一言「宮北、余計な芝居するな!!」

「?!」びっくりです。

「昨日は転んだのがいい!って褒めてくれたからこけたのに…。世界の蜷川といえども一言モノ申す!」と思い蜷川さんに

「昨日転んだからすごくいいって言われたから今日も転んだんですけど」と言いました。

すると蜷川先生一言
『俺に媚びるような芝居するな!』

あっちゃ~という感じです。

一日目の私は
「その場を感じて芝居をしていました」
「ぶつかった共演者を受け止めて」芝居をしていました。

ところが2日目は「蜷川さんに気に入られる芝居」だったんです。
悩んだまま 初日の幕はあけました。

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