地域観光産業の強化を担う宿泊施設のための中核人材育成プログラム
明海大学では、ホスピタリティ・ツーリズム学部内に設置された、ホスピタリティ・ツーリズム総合研究所を中心に、宿泊施設の中核を担う人材が次のステップに踏み出すための育成コースを開講します。
企業への1年にわたる聞き込み調査により、日本が真の観光立国を目指すためには、拡大傾向にある観光需要に十分対応することが重要であり、宿泊施設で中核を担う経営人材の育成が急務であることが明白になりました。
時代の変化に敏感に対応し、お客様の心に寄り添った動きのできる宿泊施設であるためには、中核人材自身の意欲と自信に加え、必要十分なスキルが不可欠です。今回のプログラムでは、より高いレベルでの持続的な観光立国実現のために、宿泊施設で現に従事している中核人材(ミドルマネジメント層)を対象に、宿泊施設等が有する課題の解決や地域及び業界からのニーズを踏まえた実現的で専門性の高いプログラムを提供します。
日本の未来を担うべく、貴社の将来を支える中核人材に、このプログラムを受講していただき、それぞれの施設・地域にその知識・成果を持ち帰って拡散していただきたく、広くご案内申し上げます。
●対象:宿泊施設に従事している中核人材(ミドルマネジメント、またはその候補者)
●実施場所:明海大学浦安キャンパス
●実施日程:2017年10月21・28・29日・11月18・25・26日・12月3・9・10・16日<全10回>
各回10:30~16:30(10:30~12:00講義/13:00~16:30ディスカッション・ワークショップ)
●定員:20名(書類選考のうえ、決定させていただきます)
●受講料:無料(2017年度は観光庁の事業として開講のため、無料とします。受講者には、講義内容に関するご感想やご意見をお伺いする予定です。)
●お申し込み方法:こちらにアクセスし、お申し込みください。(申し込みいただきましたら、応募書類をお送りいたします。書類選考の後、結果をお知らせさせていただきます。)
●お申し込み締め切り:9月20日
●お問い合わせ:ホスピタリティ・ツーリズム総合研究所
〒279-8550 千葉県浦安市明海一丁目
TEL:047-355-5972 FAX:047-355-5259
E-mail:htken@meikai.ac.jp
No | 講義名・講師名 | 講義内容・手法 | |
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<ターム1> 【期待される日本のホスピタリティ】 観光活性化に不可欠なホスピタリティの基本を再認識する・日本独自のホスピタリティについて理解を深める |
1 10月21日(土) |
【開講式】 【オリエンテーション】 【宿泊施設におけるホスピタリティの原点】 講師:明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム学部 教授 阿部 佳 教授 神末武彦 【懇親会】 |
【ホスピタリティ論】 理論学習:ホスピタリティの原点を再確認し、チームのホスピタリティの共有、確立の方法を学ぶことを目標とする。 実践学習:各ホテルの課題、及び各自が今解決したいことを挙げる。グループワーク及びディスカッションを通じ、問題の原因を考察、解決方法を検討。 |
2 10月28日(土) |
【外国人が期待する日本のホスピタリティ】 講師:レ・クレドール会員 ウェスティン仙台 チーフコンシェルジュ 若生通彦 ホテル日航金沢 チーフコンシェルジュ 小島久枝 |
【日本のホスピタリティを考える】 理論学習:外国人が期待する日本の“おもてなし”について理解を深めることを目標にする。各企業から最新の情報を共有する。 実践学習:多くの事例をホテルの現場から用意し、ケーススタディメソッドを活用した双方向の授業とする。 |
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3 10月29日(日) |
【海外ホテルのホスピタリティから考える】 講師:Hawaiʻi Lodging and Tourism Association (HLTA) Vice President Mr. Dean Nakasone ファシリテーター:明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム学部 教授 神末武彦 |
【海外の事例から考えるホスピタリティ】 理論学習:ハワイにおける日本人観光客の要望、日本人以外の観光客の要望、ハワイ流のおもてなしアロハスピリットについて理解することを目標とする。 実践学習:日本とハワイのおもてなしを比較して議論する。 |
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<ターム2> 【ファイナンス】 数字に強いミドルマネジメントの育成 |
1 11月18日(土) |
【ホテル経営戦略】 講師:office ASO/AYA 代表CEO 浅生亜也 |
【経営の基礎と実務遂行の戦略を学ぶ】 理論学習:経営とは何かを理解し、ビジョン・ミッションの遂行のための取り組みを経営者の視点で捉える。またビジョン・ミッションに到達するための道筋を作り進行していく戦略を策定すること、そしてそこに一貫性をもたせる重要性を理解する 実践学習:ケーススタディーを用いてグループディスカッション及びプレゼンテーションを実施 |
2 11月25日(土) |
【宿泊施設のためのファイナンス】 講師:株式会社 森ビルホスピタリティコーポレーション 取締役執行役員 前田 龍平 ファシリテーター:明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム学部 ホスピタリティ・ツーリズム 総合研究所 研究員 |
【宿泊施設ファイナンスの基礎と最新情報を学ぶ】 理論学習:経営者の視点で会社全体から見るファイナンスの役割について基礎を理解し、戦略、企画、分析、意思決定を行うための知識を身に付けることを目標とする。 実践学習:実際に数字を使って事業部門の戦略立案のためのグループワーク及びディスカッションの実施。 |
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3 11月26日(日) |
【ファイナンス・ユニフォームド会計】 講師:株式会社 森ビルホスピタリティコーポレーション 取締役執行役員 前田 龍平 ファシリテーター:明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム学部 ホスピタリティ・ツーリズム 総合研究所 研究員 |
【世界の統一会計基準であるユニフォーム会計について学ぶ】 理論学習:財務諸表の読み方、数字や財務諸表に慣れることを目標とする。 実践学習:実際の財務諸表の分析をグループワークで行い、プレゼンテーションを実施。 |
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4 12月3日(日) |
【レベニューマネジメント】 講師:株式会社 森ビルホスピタリティコーポレーション 取締役執行役員 前田 龍平 ファシリテーター:明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム学部 ホスピタリティ・ツーリズム 総合研究所 研究員 |
【宿泊施設のレベニューマネジメントの理論を学ぶ】 理論学習:Yield, Forecastを含め、短期的予測から収入を長期的な安定した成長へと導くための理論を理解することを目的する。 実践学習:実際に数字データを利用して、学習者自身に実践を体験する内容とする。 |
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<ターム3> 【人材育成・モチベーション 観光業界での位置づけ・役割】 ミドルマネジメントの使命を把握する |
1 12月9日(土) |
【コーチ型マネジメント】 講師:株式会社コーチ・エィ 専務取締役・エグゼクティブコーチ 桜井 一紀 |
【宿泊施設における人材育成のための「コーチ型マネジメント」を学ぶ】 理論学習:マネジメントに不可欠な「人材の育成」に応用できるコーチングの理論や構造を理解し、コーチ型マネジメントの手法を学習する。 実践学習:「コーチ型マネジメント」に応用できるコーチングのスキルを実際に受講者同士でコーチし、実践を通じて学ぶ。 |
2 12月10日(日) |
【観光立国をめざすために宿泊施設の果たす役割と責任】 講師:株式会社やまとごころ 代表取締役 村山 慶輔 |
【宿泊施設が、観光活性化を目指す中で果たす役割と、さらなる可能性を学ぶ】 理論学習:地域観光活性化に成功しつつある地域の実例を学び、その中で宿泊施設が果たしてきた責任、また期待される役割を学習、今後の可能性について理解することを目的とする。 実践学習:グループワークにより、地域の特徴にあわせた宿泊施設の有効な取り組みを整理、考察する。 |
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3 12月16日(土) |
【ネットワーキング】 講師:明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム学部 教授 阿部 佳 教授 神末武彦 【修了式】 |
【宿泊施設内外とのネットワークの意味を考える】 理論学習:宿泊施設内外とのネットワーク確立の意義、方法等について理解することを目標とする。併せて、ネットワークを確立するためのリーダーシップについても考察する。海外の事例も紹介する。 実践学習:受講者同士のネットワークをグループワークにより構築する。 |