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第八回 柴原 陽子 人を育てるコーアクティブ・コーチング®

第八回 視点⑵

【月刊HOTERES 2017年06月号】
2017年06月23日(金)
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株式会社ウエイクアップ
ラーニング事業本部チーフディレクター
柴原陽子
〈プロフィール〉大阪生まれ。1986 年ヒルトン大阪の開業時に入社し、人事部長付秘書を経てトレーニングマネージャーとして教育全般に携わる。2000 年のユニバーサル・スタジオ・ジャパン® の開業時には、教育研修担当として入社し05 年パーク全体のゲストサービス統括として初代ゲストサービス・クオリティー・マネージャーとなる。就任中はゲストサービスにおいてパーク全体で様々な施策を展開してきた実績をもつ。人材育成コンサルタントとして独立後は、伊豆熱川温泉旅館の「女将」経験も活かしながら、ホテル・旅館を主としたホスピタリティ産業企業を中心にコーチング手法を取り入れた教育と企業の発展にむけた組織改革を行っている。また、「コーチング」を02 年より学び始め、現在は㈱ウエイクアップと契約し、コーアクティブ・コーチング® のプロフェッショナルコースのトレーナー兼同社ラーニング事業本部チーフディレクターとしてコーチ育成事業に携わることで広く社会に広める活動もしている。
「コーアクティブ・コーチング®」は株式会社ウエイクアップ CTI ジャパンの登録商標です。より詳しくお知りになりたい方は、CTI ジャパンのホームページをご覧ください。
http://www.thecoaches.co.jp/

コーアクティブ・コーチング®〈4 つの礎〉
① 人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である
② 今この瞬間から創る
③ その人すべてに焦点を当てる
④ 本質的な変化を呼び起こす

 
前号は可能性を阻む要素の一つである「視点」がテーマでした。「視点」にはまる、「視点」に陥るとはどういうことなのか、そうなったときにどういう状態になってしまうのか、そこから脱出する扉は何なのか、ということについて例を用いながら書きましたが、今回は陥っている「視点」から新しい「視点」を見つけて、選択していくときにコーアクティブ・コーチング® をどのように活用するのかを書いていきたいと思います。
 

 

 
創造力の活用
 前号でもお伝えしたように、「視点」「思い込み」に気付くこと、つまり「対象」と「視点/思い込み」の明確化が大きな第一ステップですが、ここからは「創造力」が重要なカギになってきます。改めて冒頭に記載してある礎の一つ目を読んでみてください。「人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である」という部分です。ビジネスはビジネスの観点で考えないと問題は解決しないだろう、と思われている方、その考え方は一つの「視点」です。改めて申し上げておきますが、「視点」に良い悪い、優劣はありません。ただ単なる一つの「ものの見方である」ということが大前提です。一つの視点に陥り思考がストップしているときに、真逆の視点で思考することをマネジメント研修でお伝えすることがよくあります。「短期的視点」だと「長期的視点」、「経営視点」なら「お客さま視点」、「結果視点」なら「目標視点」、「近視眼的」なら「俯瞰」等々、真逆から思考することで突破口が見つけられることは多々ありますし重要なことですが、そこにさらなる強力な創造力が加わることで、「視点」は無限に発見できるのです。今回お伝えしたいコーアクティブ・コーチング® でいう新しい「視点」の発見とは通常ビジネスでは考えもつかないような「視点」を発見しそこから可能性を創造していく、未来を創造していく、という世界観です。
 

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