ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 湯浅 太 独立系中小規模ホテルF&B部門再生手法 第2回  レストランは「コンセプト」が肝心
第2回 湯浅 太 独立系中小規模ホテルF&B部門再生手法

第2回  レストランは「コンセプト」が肝心

【月刊HOTERES 2017年06月号】
2017年06月09日(金)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 
マストインターナショナル㈱
代表取締役
湯浅 太氏
ホテル・旅館再生事業、事業評価、AM、CS調査、マネジメント研修、その他
ご意見・お問い合わせ:f.yuasa@mastinternational.co.jp
 
【プロフィール・略歴】1968 年神奈川県横浜市生まれ。アメリカペンシルバニア州立大学でホテル経営学部を学び、東京のシティホテルで現場を経験したのち、ベトナム、ミャンマーでホテル開発、運営に携わる。30 歳でHMI グループ、ホテルパールシティ神戸(380 室)の総支配人に就任。また北九州、京都の同ホテルの総支配人を兼任。33 歳でホテルチェーン運営会社の取締役に就任。全国規模であらゆるタイプのホテル、旅館の再生にかかわり数多くの実績を残す。その後ベンチャーホテル運営会社の取締役運営統括本部長(COO)に就任し6 施設の統括を行なう。また若い総支配人を育てるべくマネージメントスクールなどを行なう。2009 年9 月同社退任後、同年10 月にマストインターナショナル㈱の代表取締役に就任。大阪学院大学ホスピタリティ経営学科講師、厚生労働省・ホテル産業職能評価制度審査員
 

レストランの役割
 ホテルにおいてレストランはどんな役割かを考えてみましょう。ホテルのタイプによっても異なりますが、バジェットホテルではレストランスペースは朝食を提供するスペースとパブリックスペース(ロビーの場合もある)の機能が一般的です。特に最近の宿泊主体型ホテルにおいては宿泊料金に朝食まで含まれているものが増えています。一方、総合型シティホテルにおいては朝食のみならずランチ、夕食まで提供し、さまざまな形態のレストランを保有し、宿泊客のみならず外来客を顧客に持っています。では中小規模ホテルにおいてはどうでしょうか。レストランの数と顧客の数は違うがシティホテル同様に朝食、ランチ、夕食まで提供しています。
 
 では私の考える中小規模ホテルにおいて「レストランの役割」とは? ①宿泊客への食事提供。当然、朝食を提供し、夕食まで摂取できる環境を作らなければいけません。②バーを含めたレストランは地元、地域の交流、社交の場としての役割。宿泊客がホテルでランチにレストランを利用することは少ないですが、地域の顧客でにぎわいます。夜は企業の利用、個人の利用、会合でにぎわい、週末は家族の利用でにぎわいます。これが理想の形です。これはこれからのレストランマーケティングを行なっていく中でターゲティング(誰に売るのか? 誰が買ってくれるのか?)を決めていく中で大切なものになります。

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年04月15日号
2024年04月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 2024年日本のホテルチェーングループ一覧〈前編〉
【TOP RUNNER】
リージェントホテル香港 マネージング・ダイレクター ミシェル…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE