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  • ホテルウェルネスプログラム(第5回) ~フィットネス事業者からのアプローチ~ 「ウェルネスプログラムの差別化とは。 自社ホテルの特性を生かせ!」
第5回 ホテルウェルネスプログラム(第5回) ~フィットネス事業者からのアプローチ~

「ウェルネスプログラムの差別化とは。 自社ホテルの特性を生かせ!」

【月刊HOTERES 2017年04月号】
2017年04月14日(金)
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全12 回の連載で、フィットネス視点からの「ホテルウェルネスプログラム」について具体的なアプローチ方法などを交え、お伝えしていきます。第5 回はウェルネスプログラムの差別化についてお話ししたいと思います。

㈱サップス 代表取締役
中瀨 敏和
Toshikazu Nakase
〈プロフィール〉1968 年大阪市生まれ。88 年大阪YMCA 国際専門学校「社会体育学科」卒業後㈱ジェイエスエス入社、97 年㈱スポーツアシスト設立に参画。総合スポーツクラブ、医療法第42 条にかかわる運動療法施設、メディカルフィットネスクラブの開業支援・経営改善、ホテルフィットネスクラブの運営企画を担当し、2002 年㈱サップスを設立。07 年中小企業新事業促進法に基づく経営革新計画「スポーツクラブの再生事業」で兵庫県知事の承認を得、先行クラブとは一線を画する再生クラブを創造し、現在はロケーションに応じたテーマの違う直営事業を11 店舗、パートナーシップ運営受託事業を7 企業(7 事業所)展開している。


株式会社サップス
〒659-0067 兵庫県芦屋市茶屋之町2‐22
TEL:0797-35-6350
URL:http://sa-ps.jp/index.html
【概要】「予防医療への貢献」「コミュニティー拠点(スポーツクラブなど)参加率向上への貢献」「生きる喜び・やりがいづくり」への貢献をミッションに、フィットネスクラブの運営とスポーツ用品・用具の販売事業を軸としたウェルネス事業を展開。創業は2002 年。中小のスポーツクラブが抱える在庫リスク低減を目指し、スポーツ用品の委託販売ビジネスを創造。その後、独自の運営ノウハウを生かし、ウェルネスプログラムの開発・提供などを通じたホテル内スポーツクラブの再生などを手掛ける。
 

~競合他社を分析し、より自社の差別化を~
 前号にて、ホテルウェルネスプログラムを創出するために、自社ホテルのサービスを棚卸し各マーケティング分野に細分化して分析いただきました。今回は差別化戦略ということで、前回の分析内容に自社ホテルの地域特性(立地環境)と施設特性(館内環境)を組み込むことで、オリジナリティあふれるホテルならではのウェルネスプログラムを創造していきます。
 
 自社ホテルの特性とは、すなわちホテルブランディングとも連動していますので、他社ホテルと比較すると、各ホテルのウェルネスプログラムは自社ホテルの特性を組み込んだ地点で、既に差別化されていることになります。その上でさらにホテル特性を生かした差別化を高めるために、ホテル以外の競合する事業者がどこになるのかを確認しておきましょう。
 
 ウェルネスプログラムの提供事業者を大きな視野でとらえると、医療・フィットネス・温泉施設(スーパー銭湯)・スパ・エステティック・マッサージなどの業態、ビューティーケア製品・ヘルスケア製品・健康食品などの商品、ウェアラブルディバイス・ICT・AIなどを使用した機器サービスなど、「ウェルネス」という切り口でさまざまな事業者の参入が進んでいます。
 
 これらの競合事業者に対して、ホテルウェルネスの優位性を担保するために、自社ホテルの資産を前回細分化したさまざまな項目の中から、ハード面(ハードのハード、ハードのソフト)とソフト面(ソフトのハード、ソフトのソフト)の、どの切り口から差別化して強みとしていくかを定め、ウェルネスの細分化項目とを掛け合わせることで、差別化の具体的施策を創造していきます。

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