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トップインタビュー  アンダーズ 東京  総支配人  ロス・クーパー 氏

地域と歩むライフスタイル・ホテルの先駆者として アンダーズ・ブランドのさらなる認知度向上を図る

【月刊HOTERES 2017年03月号】
2017年03月10日(金)
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開発が進む虎ノ門エリアのランドマーク・虎ノ門ヒルズに2014 年に開業した「アンダーズ 東京」。その新総支配人として、ロス・クーパー氏が16 年8 月に着任した。ラグジュアリー・ライフスタイル・ホテルという、日本ではまだ新しいジャンルの先駆けとして、独自のホテルづくりを進めるクーパー氏は、料飲部門のさらなるブラッシュアップや職場環境の整備によるES 向上など、さまざまな角度からブランド強化への工夫を凝らす。注目エリアを代表するホテルの一つとして、さらなる認知度向上を目指す「アンダーズ 東京」の取り組みと今後の展望をクーパー氏に聞いた。
聞き手 本誌・太田 進 岩本 大輝  文・福嶋 美香  撮影 林 正

 


アンダーズ 東京  総支配人  ロス・クーパー 氏

ライフスタイル・ホテルの価値を高める
 
❒ 2016 年のホテル業績はいかがでしたでしょうか? また、総支配人に就任後最初に注力したことについて教えてください。
 
 ホテルの開業が2014 年で、その翌年はホテル市場が好況でしたので、その流れに乗って16 年も好調を維持しました。開業2 年足らずの新しいホテルですので依然として話題性や期待感が高く、ブランドの認知度向上も後押しし宿泊を中心に前年を上回る業績となりました。
 
 総支配人に着任したのは16 年8 月です。これまでパーク ハイアットやグランド ハイアットなどアンダーズとはコンセプトが異なるラグジュアリー・ホテルで経験を積んできました。総支配人を務めるに当たり、まずはアンダーズの哲学を理解しそれを深めることから始め、ブランド力をより強固にするためには何が必要で何ができるのかを模索していきました。
 
 就任して間もなくホテルの外に出掛け、自己紹介も兼ねて周辺の店舗などを訪ね歩き、親交を深めていきました。虎ノ門には老舗も多く、商品力の高さはもちろん知恵や発想が生きています。そうした方々からたびたび刺激やインスピレーションを受けましたし、アイデアを共有し、パートナーシップを深めるうえでも非常に良い機会となりました。
 
 アンダーズはもともと地域に深くかかわりながら発展してきたブランドで、形式にとらわれない地元文化を大切にしたサービスが特徴です。例えば東京でも、客室内のミニバーにあるスナックはホテルから徒歩数分のところにある老舗のおせんべいを採り入れ、東京(その土地の魅力)を感じてもらう刺激的な体験を提供しています。ホテルが地域とともに発展し、何より地元に根付き愛される存在となることで、エリア全体の活性化にもつながっていくことを期待しています。

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