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VOL136 小原康裕の「世界のリーディングホテル」

VOL136 ル・ムーリス

【月刊HOTERES 2017年02月号】
2017年03月01日(水)
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中2階回廊から俯瞰するエントランスロビー

ムーリスの常連だったサルヴァドール・ダリから名を取った、もう一方のダイニング「Le Dali」も見逃せない。天井に描かれた荘厳な装飾画は圧巻で、ムーリスのデザインに深く携わった建築家、フィリップ・スタルクの娘でアーティストのアラ女史によるものだ。ムーリスには歴史に裏付けされた見所は多いが、その一つがサロン「ポンパドゥールの間」であろう。国王ルイ15世の公式の愛妾、ポンパドゥール侯爵夫人の肖像画が燦然と輝くサロンである。美しいチュイルリー公園に臨むムーリスの佇まいは、当然のごとく「PALACE」の称号を最初に認定されたホテルとしての矜持を携え威風堂々としている。


「Le Meurice Alain Ducasse」にてヘッドシェフのJocelyn Herland氏とフードディレクターのTancrede Barele氏の歓迎を受ける。


「The Chef's Table」はアランデュカスのプライベートダイニングルームで、8名までの少人数の選ばれたグループにセットアップされる特別空間である。


シェフズ・テーブルに隣接して総合厨房があり、部屋のカーテンを開くとガラス窓越しにオープンキッチンのような空間となる。


「The Chef's Table」の整頓された清潔感あふれる厨房。


今回は特別に我々だけに準備して頂き、ヘッドシェフのJocelyn Herland氏自らが調理し、彼の独創的な料理をテーブルで説明してもらうという、およそ前代未聞の機会を用意して頂いた。


Jocelyn Herland氏のサインが入った当日の特別メニュー。


ヘッドシェフJocelyn Herland氏をはじめマネージャー諸氏と記念撮影


「Le Meurice Alain Ducasse」のブレックファスト風景。


ル・ムーリスGMのFranka Holtmann女史と記念の1枚。ドイツ出身のGMなのでドイツ語での対応が出来、大変有意義で満足のいく滞在であった。

小原 康裕

ホテルジャーナリスト

慶応義塾大学法学部法律学科卒。74年Munich Re 入社。85 年築地原健㈱代表取締役。2001 年投資顧問会社原健設立、代表取締役CEO。JHRCA、日本ホテルレストランコンサルタント協会理事。
www.jhrca.com/worldhotel
現在、筆者のホームページで「世界のリーディングホテル」を連載中。多くの美しい写真と興味深いコメントで、世界中のホテルとそれら関連都市を紹介。

 おかげさまで拙著書「World's Leading Hotels」は好評を頂いておりますが、写真集第2 弾「World's Prestige Hotels 世界の名門ホテル」をこの度、発刊しました。世界最高峰のホテルの華麗な写真と解説をぜひお読みください。

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