熊本震災、伊勢志摩サミット、
ＩＲ推進法案、そして…
 
　2016 年は4 月に発生した熊本震災による観光産業への影響はあったが、訪日外客数が10 月時点で2000 万人を達成するなど、ホテル業界全体としてみると、昨年に続き明るい1 年であった。とりわけ宿泊部門は好調で、小誌調べによると、都心部を中心にRevPARは昨年より微増。宿泊需要が依然として高いことの裏付けと言えるだろう。
 
　本特集の締め切り直前には、大きなニュースが飛び込んできた。それはカジノ合法化に向けたIR 推進法案の進展。これにより、カジノ関連銘柄の株価がストップ高になるケースも。IR 推進法案が成立したのちには、日本の観光業だけでなく、国内経済にも大きな影響を与えるだろう。
 
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TABLE OF CONTENTS
■さまざまな変化が起こった2016 年を振り返る
■解説　2016 年のホテル売買マーケット動向
100 億円以上の取引が目白押し
大型案件が目立った2016 年
ジョーンズ ラング ラサール株式会社　ホテルズ＆ホスピタリティ事業部
取締役執行役員　マネージング ディレクター　沢柳知彦氏
■ 寄稿　2016 年のレストラン業界の動向を振り返る
フードスタジアム株式会社会長兼編集長　佐藤こうぞう
■2016 年ビバレッジビジネス振り返り
トレンドと共に着目すべき環境変化
本誌・編集部　長嶋 宏明
■ホテル業界ダイジェスト2016