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特別企画 2015 年度 主要15 ホテル経営分析

PART3—成長性 徹底解剖 5 回集中連載

【月刊HOTERES 2016年12月号】
2016年12月09日(金)
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当企画では、有価証券報告書を公表している日本のホテル企業から15 社の、2015 年度(2016 年3 月期など)の収益性、安全性、成長性、生産性、連結財務諸表の分析および減損会計の状況などから、5 週にわたって分析結果を掲載する。
※今回、㈱プリンスホテルが加わっている
 
●分析/平尾進一
(ホテル会計システム研究所代表/公認会計士・税理士)
長谷川江利子
(事務所スタッフ)
 
 
 有価証券報告書では5 年間の売上高、経常利益、純資産額、自己資本比率などが掲載されているが、成長性の分析では少なくとも5 年間の成長性、できれば10 年間、20 年間、50 年間という観点での成長性を見ることも必要である。成長性の分析で重要な比率は、総売上高増加率(以下№ 1 の比率)、営業利益増加率(以下№ 5 の比率)、経常利益増加率(以下№ 6 の比率)、自己資本増加率(以下№ 13 の比率)の四つであるが、ホテル業では為替や株価との関連が極めて高い。 2015 年度の15 社平均の№ 6 の比率は12.6%で、前年平均27 億8244 万円の経常利益が、31 億3203 万円に増加している。㈱プリンスホテルで97 億3900 万円の経常利益が187 億8900万円になり、90 億5000 万円も増加した影響が大きい。また、㈱ニュー・オータニでは21 億9459 万円から45億3045 万円に、㈱パレスホテルでは16 億4800 万円から34 億300 万円に経常利益が増加し、平均増加率の向上に寄与している。一方、㈱ホテルオークラでは48 億600 万円の経常利益が25 億1000 万円の経常損失となり73 億1600 万円の減少、藤田観光㈱では9 億3500 万円の経常利益が8億2700 万円の経常損失となっている。2014 年度の13 社平均の№ 6 の比率は23.7%で、リゾートトラスト㈱で112億7500 万円から152 億5700 万円に、㈱ニュー・オータニで13 億5262万円から21 億9459 万円に、㈱ホテルオークラで39 億9100 万円から48 億600 万円に経常利益が増加したことが大きかった。なお、2000 ~ 2013 年度の№ 6 の比率は、208.7%、34.4%、▲ 58.1%、46.6%、41.1%、16.1%、33.3%、21.5%、▲ 43.0%、▲ 56.8%、63%、▲ 33%、102.5%、32.3% と推移してきた。
 
 
 
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