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第240 回 北村剛史  新しい視点 「ホテルの価値」向上理論 〜ホテルのシステム思考〜

第240 回『世界のホテル格付け⒆カナダ』

【月刊HOTERES 2016年10月号】
2016年10月28日(金)
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北村剛史
Takeshi Kitamura
㈱ホテル格付研究所 代表取締役所長
㈱日本ホテルアプレイザル 取締役
不動産鑑定士、MAI( 米国不動産鑑定士 )
MRICS(英国王室認定チャータードサーベイヤーズ)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である㈱日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事

 
 今回は今後日本が期待されるインバウンド市場規模3000 万人を既に獲得しているカナダのホテルファンダメンタルおよび同国のホテル格付けについてご紹介したいと思います。カナダは、10 の州および三つの準州(ノースウェスト・ユーコン・ヌナブト)で構成されています。まずはカナダのホテルファンダメンタルを見てみます。
 
 カナダは、日本の半分以下の人口ですが、米国同様に今後も人口増加が見込まれています。カナダの経済規模は、米国比で1/10、日本との比較では1/3 程度ですが、経済動向はヒストリカルに見て米国経済との相関が高く、2016 年以降も米国同様、+2% 前後の成長率を維持する見通しです。カナダの一人当たりGDP は、米国と比較するとやや低いものの、日本より高い水準にあります。カナダの失業率は、米国・日本に比べ相対的に高く7% 程度ですが、2009 年以降改善傾向が続いており、今後も同水準で推移する見通しです。カナダのインフレ率の推移は、米国と相関が高く、今後の見通しでは、米国と同様に+2% 程度です。
 

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