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Season6 Part2 「香り」をホテルの価値にする Season6 Part2  飛騨高山温泉 高山グリーンホテル 

3年間かけて「airnote」のトライアル効果を認め、全館導入に踏み切った

【月刊HOTERES 2016年10月号】
2016年10月20日(木)
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「ニオイ問題の解決」、それはすべてのホテルにとって永遠の課題の一つと言えるだろう。客室や廊下など大切なお客さまに提供する空間にこもった、タバコ、香水、香辛料などのニオイをどのような方法で消せばいいのか、多くのホテルマンは日々頭を悩ませているはずだ。住友化学とHOTERES のコラボレーションによって開発された「airnote(エアノート)」は、そうしたホテルの悩みを解決してくれるアイテム。「消して」+「香る」という新発想のコンセプトを持つ「airnote」を導入することで、ワンランク上の快適空間を実現する宿泊施設が増えてきている。シーズン6・パート2では、飛騨高山温泉 高山グリーンホテルの事例をご紹介する。


本館、和風本館、天領閣の3施設で、国内外の多様なニーズに応える高山グリーンホテル

喫煙フロアを改装しながら
少しずつ禁煙フロアを増やしてきた
 
 2016 年で創業43 年を迎える高山グリーンホテルは、お客さまのご要望に対してきめ細やかに対応する基本姿勢を守りながら、飛騨高山を訪れる人々に「天然温泉」「飛騨の味覚」「寛ぎの空間」「アクティブなお楽しみ」の4本柱でおもてなしを提供している。
 
 自慢の大浴場「本陣大浴殿」は、一面ガラス張りの向こうに風情のある日本庭園が広がっている。和洋中がそろったレストランでは、飛騨牛をはじめとする飛騨の食材にこだわりながら、お客さまの好みに合わせて食事を仕立てていく。旅情緒を感じさせる和室、ゆっくりと休める洋室、くつろぎと休息を使い分けられる和洋室と、シーンやシチュエーション、ニーズに合わせて選べるように多彩な客室を持っているのも特徴だ。アクティブなお楽しみでは、世界遺産の白川郷合掌造りなど周辺の観光スポットの紹介はもちろん、その裏側まで案内するツアーも独自に用意している。
 
 日本の観光地としてグローバルに人気が高まる飛騨高山に立地することから、この1年で海外OTAにも集客の窓口を広げ、外国人のFITの利用も着実に増やしてきた。国によっては豚肉や牛肉が食べられない場合や、料理はすべて一気に出してほしいといった要望もある。国内のお客さま同様、海外のお客さまに対しても、料理の内容や提供の仕方についてのリクエストを可能な限り事前にリサーチし、個別に準備するといった細やかさを忘れない。
 
 高山グリーンホテルは、本館、和風本館、天領閣の3棟合計で18 フロア、207 室の客室を有している。団体客を多く受け入れていることから、喫煙が13 フロア、禁煙が5フロアの構成になっている。時流に合わせる形で3年ほど前から禁煙フロアへの改装を進めているが、その際には経年により染みついてしまったタバコのニオイを完全に消すため、じゅうたん、壁のクロス、畳などすべて取り換えている。なお、禁煙5フロアのうち1フロアについては改装ではなく、完全な消臭清掃の形で喫煙フロアから移行させている。

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