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インタビュー シティプラザ大阪 

5カ年計画で売上20%アップを目指す 新たな経営体制で躍動するシティプラザ大阪

【月刊HOTERES 2016年10月号】
2016年10月21日(金)
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㈱市町村共済サービス
シティプラザ大阪 常務取締役 総支配人
浜田 圭二
〈プロフィール〉1970 年大阪生まれ。89 年 ㈱市町村共済サービス入社料飲部宴会課配属。婚礼課、宴会予約、料飲部を経験し、2006 年より支配人補佐として営業部を取りまとめる。その後副支配人、支配人を経て、16 年1 月総支配人へ就任。現在に至る。

公共の宿として、旧大阪コクサイホテル跡地に建てられたシティプラザ大阪。最上階に設けられたスパや露天風呂、そして独特な外観が話題を呼んだ同ホテルが、7 月7 日開業から10 周年を迎えた。今回は周年を機会に、常務取締役総支配人である浜田圭二氏にお話を伺った。
 
 
▶浜田総支配人は今年1 月からの就任ですが、今の取り組みや注力している部分について伺えますか。
 
 就任前は営業部の責任者として、部門とそこに関わるセクションに重きを置いていればよかったのですが、支配人として8 ヶ月が経過し、館内や部署のどこに対して目配りが必要なのかを少しずつですが分かるようになってきました。その上で従業員への配慮や教育の機会提供、館内のハード面、ソフト面の日々の確認はもとより、ホテルの価値向上やブランド力強化のための会議や話し合いの場を、積極的に設けています。オータさんが最近関西で始められたセミナーにも各部署から定期的に参加させていただいて、スタッフが刺激を受けられそうな講義があれば、受講を推奨しています。
 
▶周年を迎えるにあたって、変わった点や何か取り組まれたことはありますか。
 
 全館でユニフォームのデザインを一新し、モダンで親しみやすい印象のものを採用しました。直接売上の数字に反映はされませんが、長年のスタッフもおり、モチベーションアップには非常に効果的でした。ハード面では宴会場と客室のリニューアルを実施し、次の15年に向けて気持ちを引き締めてといったところです。
 
現状の課題や注力している部分についてはいかがでしょうか。
 
 2020 年、オリンピックイヤーまでに全体売り上げの20% アップを目標に掲げています。宿泊部門はインバウンドの増加傾向から継続的な伸びを予測はしていますが、一方でリスクヘッジを意識した国内需要へのアプローチも温浴施設やウェルネスをうまく利用して行なっていきたいと考えています。宴会部門も大きな収益源で昨年から増収となっていますが、新規顧客の獲得は課題のひとつです。現在は、検討段階にある法人様を対象とした会場見学会を、外部講師を招いてのセミナーと組み合わせて年2 回行なっています。料飲部門やフィットネスもありますが、売り上げの大きな宿泊と宴会、この二つを最大稼働させることができるかどうかが大きな要因になるのは間違いありません。
 
最後に今後に向けた話をお聞かせ下さい。
 
 先に述べた課題のほかに、ホテルの評価をもっと高いものにしていきたいと常々従業員に発信しています。同ホテルはミシュランの最新版で2 パビリオンの評価をいただいておりますが、上には上が存在します。この評価を上げることは新たな顧客層の呼び込みにつながるだけでなく、従業員が誇りを持って働ける場所となっていくことにも、効果的なのではないかと思います。総支配人1 年目ですが、3 パビリオン、4 パビリオン獲得のため、全員が同じ方向を目指した正しい頑張りができるよう、奮闘していきます。

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