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データファイル コミュニケーション科学研究所

全国縦断マーケット調査 香川県

【月刊HOTERES 2016年10月号】
2016年10月07日(金)
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「うどん県」でブランドアップ
 香川県は古来より「讃岐うどん」で有名である。名産品ブランド力ランキングで2008 年から3 年間連続トップを獲得している。当県はうどんの消費量では総務省家計調査の2012-14 年平均値で全国比較すると世帯当たり年間で1 万2570 円で2 位以下を大きく引き離している。そこで、当県では2011 年に「うどん県に改名」キャンペーンを行なって県の価値向上を図った。その結果2013 年の「第1 回地域ブランド大賞」を受賞し、注目を浴びた。2013 年版の都道府県の「ブランド力」ランキングでも24 位から14 位へと大躍進し、情報発信の工夫が効果を表した。県を訪れる観光客も70%の人が讃岐うどんを訪問動機として挙げ、満足度も極めて高く、観光入込客の増加に大きく貢献している。
 
1 人当たり所得金は15
 当県の面積は1876.7㎢で全国47 位と大阪府より小さく全国最下位である。人口は99.7 万人で全国40 位の佐賀県より大きく、和歌山県より小さい。年齢構成をみると14 歳以下の幼年人口は13.3%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は65.8%、65歳以上の老年人口は28.6%で全国と比較すると高齢化が進んでいる。県民分配所得は2.8 兆円で全国37 位。一人当たり所得は286.3 万円で全国で群馬県に次いで第15 位と高い。産業別構成比をみると第1 次産業は1.3%、第2 次産業は26.4%、第3 次産業は71.9%で全国平均と比べると2 次産業比率が高い。工業出荷額は2.3 兆円で全国32 位となっており、熊本県に次いでいる。
 
ホテル客室数は停滞
 飲食店数は14 年で4890 店。内訳をみると食堂レストランが416 店で8.5%、専門料理店が1170 店で23.9%を占める。その中で多いのは日本料理店の376 店で7.7%を占める。次いで中華料理店が310 店の6.3%と続いている。そのほか、すし店が124 店(2.5%)、そば・うどん店が581 店(11.9%)となっている。また遊興飲食店、バー・キャバレー・ナイトクラブは622店(12.7%)、酒場・ビアホールは801 店(16.4%)と両者で29.1%を占める。以上のほか喫茶店は914 店(18.7%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は253 店(5.2%)である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は512 店である。ホテル数は14 年で129 軒、客室数は8269 室で90 年からの伸び率をみるとホテル数は全国の82.3%に対して、当県は31.6%と伸び悩みである。客室数は全国の105.1%に対して当県は35.3%の伸びで平均をしたっている。
 
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