ホテルの新規オープンやリブランドの際に注目を集めるのが、そこで働くホテリエたちのユニフォームである。近年は特に、型通りのイメージにとらわれない色使いやデザインのものが目を引く。同グラビアではそんなトレンドを反映したホテルユニフォームをピックアップし、紹介する。
 
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　この春、日本政府は「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」を開き、訪日外国人観光客数の目標を2020 年で4000 万人、30 年で6000万人にすることを決めた。この数字からは、安倍首相が掲げる「20 年に名目GDP600 兆円」達成のため、観光施設をその起爆剤にしたいという意図がはっきりと見える。15 年における訪日外国人観光客数は1974 万人であるから、20 年の4000 万人は現状の２倍。その実現には民泊制度を含めた宿泊施設の増設が急務ということで、主要都市から観光地に至るまで、新しいホテルが次々と開業している。
 
　また近年はインバウンド効果から客室稼働率、客室単価が上昇したことで、不動産売買市場でのホテル評価は押し上げられ、J–REIT や外資系ファンド、ホテル事業会社、住宅系不動産会社なども参入する形でホテルの取得競争が激化。そして客室単価を高価格帯に持ち上げるため、国内外のゲストに知名度の高い外資系ホテルチェーンへのリブランドの動きは全国的に活発化している。加えてロビー空間を含む宿泊施設のリノベーションも積極的に行なわれている。
 
　これらの流れを受け、ホテルユニフォームの新調も爆発的な増加傾向にある。その盛り上がりは有名アパレルブランドもホテルユニフォームを手掛け始めたほどで、ホテルユニフォームの市場は20 年に向けてさらに拡大することは間違いないであろう。
 
CONTENTS
・ ウェスティン ルスツリゾート
・ 琵琶湖ホテル
・ ホテル・ザ・エム インソムニア 赤坂
・ ホテル ブエナビスタ
・ シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート
・ グランドプリンスホテル新高輪
・ ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
・ UNIX TOKYO
 
モノクロ
・総括：2016年の主流は開業・リニューアルによる施設の「新イメージ」に合わせたデザイン＆カラー
・企業インタビュー　アサヒエーシー　営業部　営業第2部　金子智廣部長