ホテル運営を手掛けてからわずか2 年にもかかわらず5 軒約1000 室のホテルを運営し、今なおその運営軒数を増やし続けているコアグローバルマネジメント㈱。同社が多様なオーナーから信頼を得て運営ホテル軒数を増やしているその背景には、同社の持つ属人的でない、高度に仕組み化された集客および運営システムがある。
目下複数案件の交渉を水面下で進め、さらなる拡大を図る同社代表取締役の中野正純氏は、その未来にホテル運営企業だけではとどまらない、さらに高い次元のビジョンを見据える。
本インタビューでは中野氏に、同社の現状と今後の展望について聞く。
圧倒的な実績が 展開の後押しに
❏2013年3月に同社初の案件として運営を開始した「成田ゲートウェイホテル」(旧 成田ポートホテル)を皮切りに、2014年1月の関西地区大型シティホテル、同年6月の「軽井沢倶楽部ホテル軽井沢1130」、そして今年に入り9月、10月にそれぞれ同社独自ブランド「クインテッサホテル(QUINTESSA HOTEL)」を冠した「クインテッサホテル札幌」、「クインテッサホテル佐世保」と、本格的なホテル運営を開始してからわずか二年で5軒約1000室の運営を手掛けるコアグローバルマネジメント。その展開は決して資本力にものを言わせた買収や賃貸借案件ではなく、純粋な運営会社としてオーナーからホテル運営を受託した案件ばかりだ。
なぜ会社としての歴史が浅い同社が、買収などなしにこれほどまでに複数の案件を手掛けることが出来るようになったのか?
お話をいただけるようになったのは、成田ゲートウェイホテルの成功が大きいですね。それまではホテル運営案件を獲得するために必死で駆け回っていましたが、いざ成田ゲートウェイホテルの運営が開始し、GOPを大幅に伸ばすことに成功した結果、一軒とはいえ圧倒的な実績がそれ以前よりははるかに案件の交渉をスムーズにしてくれました。