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2022年11月18日号 トップインタビュー (株)パレスホテル代表取締役社長吉原 大介 氏

トップインタビュー (株)パレスホテル代表取締役社長吉原 大介 氏

【週刊ホテルレストラン2022年11月18日号】
2022年11月17日(木)
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コロナ禍での就任

----(株)パレスホテルの常務取締役から代表取締役への就任が 2020年の 3月 30日と、まさにコロナ禍でのスタートとなりました。その背景や、就任直後、コロナ禍でどのような取り組みをなさったかなど、お教えいただけますでしょうか?

 代表取締役社長への就任の打診があったのは 2019年末、まだ新型コロナウイルスが叫ばれる前でした。それまでは、経営企画室などの担当役員を務めておりましたので社員の前に積極的に出るポジションではなかったのですが、就任の打診を受けて新型コロナウイルスの影響が大きくなりはじめた 2月頃から陣頭指揮を執るようになりました。
 
 代表取締役社長就任のタイミングとしてはコロナ禍のとても厳しい状況でしたので、大変な時期に社長になったなどと知人から言われることもありましたが、ピンチをチャンスととらえて前向きに考え、さまざまな取り組みを行なっています。

 

​休館中にホテルの未来を話し合った

 社長就任後、4月には新型コロナウイルスの感染拡大を受けパレスホテル東京を大幅に縮小営業いたしました。大きな決断ではありましたが、期間中は弊社の幹部とホテルに泊まり込み、これからのパレスホテル東京を、そして株式会社パレスホテルの未来をどうしていくか、という話をじっくりとすることができる良い機会となりました。結局、1年半ほどホテルでの生活は続きました。
 
 コロナ禍は業績としては大変な時期ではありましたが、これまでさまざまな課題に取り組めなかったのも事実であり、それをメンバーとともに改めて見つめ直し、話し合うことができたのは今後の株式会社パレスホテルの成長を考えるにあたり、非常に重要なことだったと振り返って今、思います。 

----「課題」という言葉が出ましたが、具体的にはどのような点が課題であったとお考えでしょうか?

 主としては、収益面でのパレスホテル東京への一極集中です。今回のような大きな危機においてそれが顕在化しました。宿泊やレストランなどホテル事業以外でもいかに収益の柱をつくり、その結果ホテル事業を支えることができるのか、これは大きなポイントでした。
 
 それを受け、コロナ禍では外販に力を入れ、ホテルショップやオンラインでの販売はもちろん、百貨店の催事への出店など、積極的に取り組みました。特に催事はパレスホテルをご存知でないお客さまに知っていただき、その場でのご購入はもちろん、その後ホテルにご来館いただくきっかけとなったり、ECサイトでご購入いただいたりと、お客さまとの接点を持ち続けるという目的で、2021年は年間 300日以上、ポップアップショップでの出店や百貨店の催事でのスイーツ販売などを行ないました。そうした取り組みが功を奏し、コロナ禍にありながら外販含む FB部門の収益は 2019年を超えることができました。
 
 2022年 3月には伊勢丹新宿店にペストリーショップの常設店舗もオープンすることができ、コロナ禍を経て一つの収益の柱を作るきっかけができたと考えています。 
 
----外販や ECサイトなど、当然ホテルのブランドが確立されていなければどれだけ商品が良くてもそこまでの収益の柱にはなり得ないと思います。

 これはパレスホテル東京が 10年間かけて創り上げたブランド力のおかげです。
10年前の開業時、有名外資系ホテルが数多く東京にある中で、総支配人の渡部が「我々がブランドを創っていく」という強い想いをもってスタッフとともに大変な努力をし、実現させました。

 その過程では、稼働率が上がらない中でも販売価格を下げず辛抱をしてきた時期など、大変な苦労がありました。苦しい中でも、自分たちのホテルはそれだけの価値があると信じ、ブランドコンセプトである「美しい国の、美しい一日がある。」を大切に、「最上質の日本」を追求し続けた結果だと思っております。

 

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