ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • ヨーロピアンテイストのアメリカ南部料理店「Down Home」 街に根付く皆の憩いの場で、気心の知れた仲間たちと世界中の家庭料理を

ヨーロピアンテイストのアメリカ南部料理店「Down Home」 街に根付く皆の憩いの場で、気心の知れた仲間たちと世界中の家庭料理を

2021年11月10日(水)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加




7月1日にオープンを迎えた、世田谷区深沢にあるヨーロピアンテイストのアメリカ南部料理店「Down Home」。スローフード、スローライフ、グッドタイムをテーマとしたアットホームな空気感の中で、ナポリピザ、ステーキ、アクアパッツァ、プルドポーク、デザートなど日本が提供する最高の食材を使用した世界中の家庭料理を提供する。今回は同レストランのオーナーであり、ホテル開発のプロでもあるAndrew Fox氏(以下Andy氏)と、ヘッドシェフの青木 憲一氏にインタビューをした。



「Down Home」オーナー兼ホテル開発のプロ Andrew Fox氏(右)、ヘッドシェフ 青木 憲一氏(左)


▶レストラン「Down Home」を作られた経緯やコンセプト、想いをお聞かせください。
 
Andy氏

約10年以上前から、この世田谷の街では顔見知りの店が多く、よく訪れているのですが、以前から街の友人たちに「レストランをやってみたらどうか?」と期待の声をかけられていたのです。それがきっかけとなり今回初めてレストランのオープンに至りました。私は以前から数々のホテルの開発を行なってきましたが、レストランのコンセプト及びインテリアは、インハウスで行い、アメリカの“ダウンホームスタイル”をコンセプトに作り上げました。“ダウンホーム”とは、スローライフ、スローフード、リラックスという言葉のように、故郷の家庭料理を皆で一緒にお酒を飲みながら、家族や友人たちが集まる憩いの場、というイメージですね。私の出身地でもあるアメリカ南部 サウスカロライナ州の田舎の空気感や、カウボーイを連想させるようなカジュアルな雰囲気も取り入れているので、肩肘はらず、ランチでも気軽に色んなお客さまにいらしてほしいですね。夜は9時半がラストオーダーになりますが、その後は私自らもバーカウンターに立ち、街の友人たちと楽しんでいます。実は大学時代にバーテンダーの経験もあり、今のお店でも若いスタッフたちにカクテルの作り方などを教えています。
『おしりから根っこが生える』という言葉があるように、皆が帰りたくなくなってしまうくらい居心地の良い、街に根付く皆の憩いの場にしたいですね。
  

▶提供されているお料理の特徴やこだわりを教えてください。
 
青木氏

オーナーこだわりのナポリピッツァ用の窯VALORIANIで焼き上げるピザや、「ハッシュパピー」というアメリカ南部ならではの料理が特徴的ですが、春には甘いレタス、初夏にはトウモロコシや赤玉葱など産地から取り寄せる野菜や、骨付き肉を香ばしく焼き上げたりと、基本的にすべて素材を生かしたシンプルな料理にこだわっています。
特に「ハッシュパピー」という料理は、コーン粉がベースとなっているものに様々なスパイス入れ、丸めて油で揚げた香ばしい料理であり、200年ほど前からアメリカ南部に存在する昔ながらの料理なのです。アメリカ南部出身のオーナーからポイントを教えてもらい独自のレシピで作っています。この料理自体、日本ではあまり知られていませんでしたが、国内で初めて我々のお店で提供し始めてから、次第に人気が出てき始めているんですよ。



アメリカ南部の伝統的な料理「ハッシュパピー」
 

ナポリピッツァ用の窯VALORIANIで焼き上げたこだわりのピザ

 
▶料理人としての哲学や想いを教えてください。
 
青木氏

料理人としてもですが、すべての仕事において、今ここで自分にしかできないことを重点的にやっていくことを心掛けています。誰でもできることではなく、自分にしかできないことを、今自分は何をしなくてはいけないのかを常に考えながら仕事をしています。
 
 
▶今後の未来像や目標、やりたいことなどはありますか?
 
Andy氏

ゲストシェフを呼んでの食体験イベントや音楽、時には皆でスポーツ観戦をしたりと、20数名ほどが利用できるテーブルも用意していますので、そういった大勢の人で賑わうイベントを行なっていきたいです。ボジョレーヌーボの時期には、青木シェフのフランス料理とのコラボレーションで、コースディナーなんていうのも良いですよね。
それから、大きなオープンキッチンをメインとした店の設計には、訪れたお客さまにアットホームを感じてもらいたいという想いも込められています。日頃の喧騒から逃れていられる空間の中で、地元の人や顔見知りの人たちとの出会いと共に、「ダウンホーム」のスタッフやシェフとも、お客さまが友達になれるような空間を作りたいのです。家族や友人、チームというのは最も大切なものでありますから。私もお客さまともスタッフたちとも、今後も良いリレーションシップを築いていきたいですね。


      
ワイン片手に仲間たちと有意義な時間を、最高の食材を使用した世界の家庭料理と共に!




「Down Home」
https://www.downhome.jp/
〒158-0081
東京世田谷区深沢1-13-6
PHONE:03-6432-3905​
EMAIL:info@downhome.jp
 

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年03月15日号
2024年03月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】ホテルの未来〜マネジメント人材の育て方〜
【TOP RUNNER】
デュシット・インターナショナル 京都地区エリア総統括支配人…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE